童話「太陽と僕」
ひっこみじあんで
いつも泣いている
いじめられっ子の少年がいました。
タカシ君といいます。
タカシ君はいつも泣いてばかりで笑う事がありませんでした
毎日泣いて帰っては
悲しそうにしていました。
タカシ君の学校に転校生がとある時に来ました
ケンジ君という名前です。
ケンジ君は明るい性格で笑っていました。
ケンジ君はタカシ君の隣りの席に座りました
ケンジ君がタカシ君に話しかけました。
「君、名前は?僕はケンジ!良かったら仲良くしよう!」
タカシ君はケンジ君が輝いて見えました。
タカシ君は学校ではじめてケンジ君のおかげで笑いました。
ケンジ君はタカシ君がいじめられたら
タカシ君を助けて
「もう大丈夫だよ、一緒に帰ろう!」
といつもタカシ君を笑顔にしていました。
「ずっと友達だよ!」
タカシ君はケンジ君に言いました。
ケンジ君は「当たり前じゃないか!」
とタカシ君の肩を叩いて2人で笑っていました。
ある日の事です。
タカシ君がケンジ君と帰っていたら、タカシ君のいるところにトラックが突っ込んできました。
「タカシ君危ない!」
ケンジ君は思いっきりタカシ君を庇ってトラックにひかれました。
ケンジ君はお星様になってしまいました。
タカシ君がケンジ君の事で川辺で泣いていました。
泣いても泣いても涙は止まりません。
すると何処からか声がしました。
「ずっと友達だって言っただろ!」
タカシ君は空を見上げました。
すると太陽が笑っていました。
「ケンジ君、なの?」
「僕の明るさを君に分けてあげるよ!
だから僕らはずっと一緒だ!友達だよ!」
太陽になったケンジ君はそういうとタカシ君に明るさを分けました。
「ケンジ君!ありがとう!ずっと一緒だね!」
太陽になったケンジ君は夜は輝けなくなりました。
でも、夜空に輝く月が夜空を明るく照らしていました。
「ケンジ君、ありがとう!」
タカシ君はすっかり明るい男の子になりました。
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