イレイスアサシン2話~イレイスの孤独な日常~
イレイスは山の上に家を構えていた。
街の郊外にある人里離れた山の上だ。
山からイレイスはいつもニヒルな笑顔を浮かべ、朝を迎える。
イレイスの朝は早い。
イレイスは所持している刃物を朝一番に磨き
独り、孤独に高笑いをあげる。
「あははは!完璧じゃないか!あははは!」
だが、イレイスに孤独等皆無なのだ。
何故なら気の狂ったイレイスはゲームを楽しんでいるのだから。
イレイスは暗殺の行動が終わると
誰もいない森林で独り不気味に微笑み
小声でナイフに向かい独り言を言って高笑いをあげる。
「あははは!チェックメイト。次のターゲットを吟味しようじゃないか!あははは!」
深夜までの孤独な1人の暗殺行動。
だがそんな事はどうでも良かったのだった。
イレイスは楽しんでいるのだ。
事を起こす前にイレイスは決まって所持している刃物にキスをする。
恋人のように刃物を愛していた。
「愛してるよ、ダーリン。」
刃物が恋人という概念を持ち始めたイレイスは
かなり重度精神が狂った危険人物。
だが、誰も彼を目撃出来ない。
暗殺される、死を目前にした人物以外は。
事を起こす前にイレイスはまた刃物に話しかける。
「さぁ、ショーを始めようか、ダーリン。」
するとあらかじめ作った奇妙極まりない死亡届けと、家で栽培している青い薔薇を持ち。
暗殺を決行するのだ。
事が済み、人里離れた山の上の家に帰宅するとイレイスは刃物を磨き
「愛してるよ、ダーリン。あははは!」
と言い、その刃物で食事を済ませる。
「今日もステーキだよ、ダーリン。」
事が終わると決まってステーキを食べるイレイス。殺人を終えた刃物で彼は食事を取る。
食事は1日1回だけ。
ディナーだけなのだ。
深夜に独り刃物に話しかけて食事をする。
就寝する時もイレイスは刃物を常に傍らに置いている
「おやすみダーリン。」
イレイスは眠りにつくと夢も見ずに刃物とベッドで眠るのだ。
恋人と眠るように。
翌朝3時。
睡眠時間は短いがイレイスの朝は早い。
早朝からの青い薔薇の栽培や、刃物を研ぎ、自分の肉体を鍛えるのだ。
刃物をずっと傍らに置いて。
そして殺人のターゲットの死亡届けも早朝に書くのだった。
危険人物イレイスの完全にを危険なゲームは続くのだ。
あとがき
かなりの危険人物を描いてしまいましたが、すみません😅
この後にもう1話続けて公開ですm(__)m
よろしくお願いしますね!
読んで下さった方ありがとうございますm(__)m
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